学校・職場の問題

不登校や出社拒否は心身が限界まできていることを示す身体の合図です。

学校・職場の問題には、不登校、出社拒否など、学校内・職場内の適応不全があります。
学校や職場に行けなくなる直接の原因は、学校であれば、友だちや先輩・教師との関係、苛め、学業不振、家庭環境、本人の気質・病気と学校環境の不適合などがあります。
職場であれば、上司・同僚・部下との関係、過剰労働、パワハラ・セクハラなどによる心身への暴力などがあります。
学校や職場に行かないと、学業不振や収入減、対人関係を失うなど現実的な問題が生じます。
その一方、自分自身について考える時間を得ることができます。

不登校や出社拒否は、学校や職場内のストレスで自分の心身が限界まできていることを示す身体の合図です。
学校や職場に行かないことで、自分の心と身体を守るのです。
治療の目的は、心身の限界まで溜まったストレスとは何か、ストレスに対して自分はどう対応したのか、今後、同様のストレスがあった時、どう対応するかを考えることです。
ストレスの対応は、自分の考え方や価値観の影響を受けます。
考え方や価値観を変えることで、ストレスの対応も変化します。
また、今後どうするか具体的な方法を考えることも目的としています。